家づくりの流れ
プラン提案
お客様が
一生暮らす家だから
設計部リーダー
堀 里圭
Rika Hori
その場所に立って感じること
設計にあたってはその場所に立って感じることを大事にしています。こちらの土地を見たときには「2階をリビングにしたらいいんじゃない」と思いました。2階から見下ろしたときの景色がきっときれいだと思ったんです。
こちらも家の後ろがきれいで何もない土地でした。廊下がなく、玄関からすぐリビングにつながるプランを提案しました。広く、解放感があり、自然のなかに暮らしていることを感じられると思いました。
まわりに家がたくさんある場所では、プライバシーに気をつかいます。お隣のおうちのこの窓はよく開く窓かな?とかお隣の生活を想像しながら、お隣を気にせず快適に暮らせる間取りを考えます。
土地ありき、まわりの環境ありきで考えて、そこで自分だったらどう暮らすかを想像します。道路に並行におうちを建てることが多いのですが、こちらのおうちは土地を見て家の配置を斜めにしました。
もったいない土地の使い方とも言えますが、景色がよく見えたり、三角形の空いた場所にお庭をつくれるとか、お隣の視線をそらすことができるとか、それ以上に気持ちのいい空間をつくることができました。
ずっと住みたいと思える家を
時が経つにつれ生活スタイルも変わっていくので、設計するときは将来のことも考えます。土地の真ん中にどんと建てるのもいいのですが、ちょっと端に寄せておけば将来お子さんの家を建てたり、デッキや畑をつくったりできます。楽しい想像が膨らみますよね。
子育て、仕事、二世帯住宅
私自身が子育てをしながら働いて、二世帯住宅に暮らしているので、どんな家なら楽しく子育てができるか、楽に家事ができるか、お互いに住みやすいかを考えています。
子どもってすごいなと思います。いると楽しいですよね。子育て中のご家族には、すごく楽しい生活を家の中で過ごしてもらいたい。そのためには子どもと絡める場所をつくります。一緒にごはんをつくるためにキッチンを広めにしたり、おもちゃを拡げるためのコーナーや宿題をするコーナーをつくったり。目の届く範囲に子どものいる場所をつくれば、そこが楽しい空間、安らぎの空間になります。
とにかく間取りが好き
設計の仕事は子どもの頃からの夢でした。小さいときはいろんな大きさや柄のハンカチを並べてリカちゃんのおうちをつくっていました。ここがリビングで、ここがキッチン。椅子に敷いてここが2階とか。その頃からおうちが好きだったのかもしれません。
とにかく間取りを見るのが好きで、住宅雑誌があるとうれしくなります。どれが一番好きかなとか、この間取りはきっとこんな家族が住むんだなとか。そんな話しをみんなでしています。みんな好きなんですよね。どれがいいという感覚を確認しあって、共有しています。営業も現場も全員で感覚がぶれないように合わせて前川建築らしい設計ができているんだと思います。