大工がつくる寄り添う家具

わざわ座とは

「わざわざ、手仕事で」、「わざわざ、集まって」、「わざわざ、広めていく」をあいことばに職人、デザイナー、工務店が集まりました。

木の家を建てた大工が、誠実な素材でその家に合う家具をつくり、家と一緒にながく愛着をもって使ってもらう。大工とお客様の心のつながり。それがわざわ座が提案する家具です。「わざわ座」の家具はデザインの専門家であるデザイナー小泉誠さんと伊礼智さんが手がけた設計図をもとに、手仕事の専門家である大工が腕をふるい、家の専門家である工務店が住まい手にお届けするという協力体制によってつくられます。

前川建築も「わざわ座」に参加しています。

住宅のプレカット時や現場工事の材木の余りとして出る端材や、住宅の解体時にばらされる構造材の多くは、これまで廃棄の対象とされてきました。

「大工の手」の家具は、従来は不要なものとしてとらえられていた端材や古材を積極的に活用すると共に、 地域の山で育った地域材や、製造からリサイクルまでを考えられた材料など、「誠実な素材」を用いることを家具づくりの大切なコンセプトとして位置づけています。

大工や職人による誠実な家づくりに用いられる素材を、そのまま無駄なく活かすことで、木の家具はずっとそこに在ったかのように木の家になじみ、住み手にとって身近な存在となっていきます。

確かな素材
デザイナ

小泉 誠/家具デザイナー

「大工の手」のデザインを手がける家具デザイナーの小泉誠は、木工技術を習得した後、1990年Koizumi Studio設立。2003年にはデザインを伝える場として「こいずみ道具店」を開設。建築から箸置きまで生活に関わる全てのデザインに関わり、現在は日本全国のものづくりの現場を駆け回り地域との協働を続けている。2005年より武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授 2012年毎日デザイン賞受賞 2015年一般社団法人 わざわ座 代表理事

伊礼 智/建築家

「大工の手」のデザインを手がける建築家の伊礼智は、1982年琉球大学理工学部建設工学科計画研究室卒業後、1985年東京藝術大学美術学部建築科大学院修了。丸谷博男+エーアンドーエーを経て、1996年伊礼智設計室開設。2005年より日本大学生産工学部建築工学科「居住デザインコース」非常勤講師。2012年「i-works project」建築家・工務店・メーカーの協業による豊かな住まいづくりを立ち上げる。2013年「i-works project」でグッドデザイン賞、2014年「守谷の家」でグッドデザイン賞

ラインナップ

KM.3 / hashira-table 丸中

古材を脚に用いたテーブル。

KM.27 / ita-kumi low table A

いくつか寄り添うことで”場”を生み出す家具たち。

KM.35 / ita-hanger bench B

「座る」と「かける」機能を兼ね備えたベンチ。

KM.49 / ita-majikiri sofa

KM.52 / ita-light table B

KM.54 / k-kitchen A

IS.2 / i-sofa

座面にクッションを入れたソファ。

IS.6 / i-dining table

4人掛けのダイニングテーブル。

IS.9 / i-low table

伊礼智がデザインし大工がつくったローテーブル。

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